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2014年06月11日

ダイヤの検品

入荷するダイアモンドのチェック作業をしています。

ダイヤの検品
正方形に近い、プリンセスカットのダイアモンド。

品質やシェイプのご指定でのご相談が続いており、
店頭に無いカットやグレードのダイアモンドを入荷しています。

4Cでのグレードが同じでも、ダイアモンドに同じものはありません。
同じVS1のクラリティーグレードだとしても、インクルージョン(内部特徴)の位置や形状によって
見える印象が変わる場合があります。

「4Cのグレードが高い」=「美しい」ということではなく、
「美しいと判断できる可能性が充分に高い」ということです。

その昔言われた条件ですが、
「高身長・高収入・高学歴」=「いい男」というわけではなく、
「条件が良く、幸せにしてくれる可能性が高い」という判断材料にすぎないですよね。

ですから、ダイヤの良さは人間がしっかりと判断してあげなければいけません。
グレードを判断材料として、しっかりと良いものだけを入荷するようにしています。

ダイヤの検品
四角形をベースに、角を落とした八角形のラディアントカット

ダイヤの検品
オーバルとスクエアの中間の、クッションカット

四角形や長方形、ファンシーカットのダイアモンドは、
ラウンド用の量産のリングにはセットしにくいため、量販店やブランドではあまり扱われません。
縦横の比率が石ごとに違うほか、厚さもそれぞれ違い、石に合った石座を作る必要があります。
これをしっかりジュエリーに仕上げるのは、オーダーメイド工房の腕の見せ所。

ご商談中のお客様に喜んでいただけるリングにしたいと思います。

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プロフィール
まーちん
まーちん
静岡県浜松市出身。
大手企業で法人営業を経験後、ジュエリーをはじめとした高級品の外商部門へ配属。宝石や営業への苦手意識や怪しそうな先入観があり、克服したい思いと逃げ出したい思いから配属初年で全国トップセールスとなる。
数年後、部門の買収を機にIT関連企業から声をかけていただき転職、ジュエリーWEBショップサイトを運営する。
オリジナルジュエリーを企画・販売する中で、いつしかジュエリーを好きになっている自分に気づくと同時に、あまりにもそれを知らないことに気付く。宝飾業界の販売のあり方にも疑問が募り、販売技術だけでなく「ジュエリーそのものを1から学びたい」との思いが芽生えたため、退職してイタリア・フィレンツェのジュエリースクールに単身留学。
多くの熟練マエストロ達からイタリア式ジュエリー制作、フレンツェ流透かし、デザイン、彫刻などを学ぶ。

帰国後、ヨーロッパスタイルの「工房&ショップ」でオーダーメイド・ブライダルジュエリーを制作するアトリエフィロンドールへ仲間入り。様々なジュエリーの現場経験と製作経験を生かして、理想のジュエリーづくりのお手伝いをする。
・GIA(米国宝石学会)ダイアモンド修了士。
・ブライダルジュエリーブランド「MIORING」、「HISTOIRE de Filondor」ディレクター
・1級ジュエリーリモデルカウンセラー(JRC)

アトリエ・フィロンドール
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FREE 0120-89-1109
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