› Jeweler's Style › 2011年11月
2011年11月28日
桜ゴールドの指輪づくり
先日お客様から、指輪作りの写真撮影のご要望をいただきました。
一生の記念となる指輪が形になっていく瞬間。とても気になりますよね。
ご来店いただいて撮影するのはタイミングの問題もあって難しいため、
責任をもって撮影させていただきました。
オリジナル素材「K18桜ゴールド」の指輪はこのように鍛造(たんぞう)されています。
・金属を配合して溶解、「桜ゴールド」を精製します。
一度に全ての金属を混ぜるのではなく、溶解の状況を見ながら追加するタイミングを計ります。
桜ゴールドはプラチナに近い配合をするため、酸素を送る超高温のバーナーです。
丁寧に熱を回すことが重要。
「ただ溶かすだけ」のように見えますが、熟練が必要です。
・溶けた金属をブロックに
あらかじめ温めておいた容器に流し込み、一瞬でブロック状の固形にします。
まだ赤く光っていますね。
・金属を叩き、指輪を形作ります。
冷やした桜ゴールドを叩き、少しずつ指輪の形にしていきます。
叩く方向、強さは職人の勘が勝負。
叩く度に硬くなっていくので、「これ以上叩くと割れる」という金属からのサインを
受け止めながらの作業です。
・焼きなまし⇒叩く⇒焼きなましの工程を何度も何度も繰り返します
「加工硬化」と金属のブロック内の気泡や隙間をつぶすことで硬くなった金属は
加工を続けると割れてしまいます。
赤くなるまで熱することで、金属の分子が弛緩して柔らかくして加工を行います。
何度もこの作業を繰り返します。
・ハンマーとローラーで棒状に
繰り返し叩き、大きなローラーに通すことで棒になっていきます。
また熱している最中です。
・1つの金属が2本の指輪になります
フィロンドールでは同じ素材の指輪は「ひとつの塊」から2本の指輪をお作りします。
結婚指輪作りは、お客様の写真を見ながらの作業です。
現在でも年間数百本のご注文をいただいていますが、沢山の指輪を作る工房ほど
流れ作業になってしまいがち。当店ではそれを防ぐために写真を見ながら心を込めて制作します。
「誰のために」ということが想像できると、クラフトマンの「やりがい」も違ったものになります。
・ロー付け(溶接)して指輪になります
金属を曲げてリング状にして、一部分をロー付け(溶接)します。
金属の溶ける温度を見極めながらの作業。
やっと指輪になりました。
・削り出し、指輪の形が完成します
角のある太目の指輪をヤスリで削って指輪のシルエットを出していきます。
全て手作業なので、クラフトマンのセンスが重要です。
人の手で、人の手に合わせて作るため、やさしい質感や気持ちのいい肌触りが生まれます。
・彫刻(和彫り・鏨彫り)
手作業で彫刻を入れます。
コツコツと叩きながら彫り入れるため、レーザーや機械彫り、ハワイアンリングの洋彫りに比べて
シャープでキラキラ輝く模様になります。
・完成!
指輪の内側に刻印を入れ、仕上げ磨きをして完成です。
ご紹介できないほど、まだまだ沢山の工程があるのですが
わかりやすいものだけピックアップしてみました。
また、今回はご納品の際に「メッセージを」とご希望いただいておりましたが、
たまたま不在でお会いすることができませんでしたのでこの場をお借りしてお伝えします。
K様、H様
ご結婚おめでとうございます。
お二人の一生の記念となる指輪作りに、当店をお選びいただいて光栄でした。
クラフトマンと力を合わせて、どんなブランドにも負けない指輪作りに取り組みました。
完成した指輪は、お二人の朗らかで優しい雰囲気にぴったりのものになったと思います。
H様の指に最も映えた「桜ゴールド」を鍛えて造り、
まるで肌の一部のように使っていただける指輪です。
お二人がいつも一緒にいることが自然なことであるように、
この指輪を付けていることが「自然なこと」になるよう願って制作いたしました。
指輪作りは終わりましたが、これから指輪のメンテナンスの度に
幸せが増したお目に描かれることを楽しみにしております。
お二人の末永いお幸せをお祈りして。
ありがとうございました。
アトリエフィロンドール
渭原賢明
一生の記念となる指輪が形になっていく瞬間。とても気になりますよね。
ご来店いただいて撮影するのはタイミングの問題もあって難しいため、
責任をもって撮影させていただきました。
オリジナル素材「K18桜ゴールド」の指輪はこのように鍛造(たんぞう)されています。
・金属を配合して溶解、「桜ゴールド」を精製します。
一度に全ての金属を混ぜるのではなく、溶解の状況を見ながら追加するタイミングを計ります。
桜ゴールドはプラチナに近い配合をするため、酸素を送る超高温のバーナーです。
丁寧に熱を回すことが重要。
「ただ溶かすだけ」のように見えますが、熟練が必要です。
・溶けた金属をブロックに
あらかじめ温めておいた容器に流し込み、一瞬でブロック状の固形にします。
まだ赤く光っていますね。
・金属を叩き、指輪を形作ります。
冷やした桜ゴールドを叩き、少しずつ指輪の形にしていきます。
叩く方向、強さは職人の勘が勝負。
叩く度に硬くなっていくので、「これ以上叩くと割れる」という金属からのサインを
受け止めながらの作業です。
・焼きなまし⇒叩く⇒焼きなましの工程を何度も何度も繰り返します
「加工硬化」と金属のブロック内の気泡や隙間をつぶすことで硬くなった金属は
加工を続けると割れてしまいます。
赤くなるまで熱することで、金属の分子が弛緩して柔らかくして加工を行います。
何度もこの作業を繰り返します。
・ハンマーとローラーで棒状に
繰り返し叩き、大きなローラーに通すことで棒になっていきます。
また熱している最中です。
・1つの金属が2本の指輪になります
フィロンドールでは同じ素材の指輪は「ひとつの塊」から2本の指輪をお作りします。
結婚指輪作りは、お客様の写真を見ながらの作業です。
現在でも年間数百本のご注文をいただいていますが、沢山の指輪を作る工房ほど
流れ作業になってしまいがち。当店ではそれを防ぐために写真を見ながら心を込めて制作します。
「誰のために」ということが想像できると、クラフトマンの「やりがい」も違ったものになります。
・ロー付け(溶接)して指輪になります
金属を曲げてリング状にして、一部分をロー付け(溶接)します。
金属の溶ける温度を見極めながらの作業。
やっと指輪になりました。
・削り出し、指輪の形が完成します
角のある太目の指輪をヤスリで削って指輪のシルエットを出していきます。
全て手作業なので、クラフトマンのセンスが重要です。
人の手で、人の手に合わせて作るため、やさしい質感や気持ちのいい肌触りが生まれます。
・彫刻(和彫り・鏨彫り)
手作業で彫刻を入れます。
コツコツと叩きながら彫り入れるため、レーザーや機械彫り、ハワイアンリングの洋彫りに比べて
シャープでキラキラ輝く模様になります。
・完成!
指輪の内側に刻印を入れ、仕上げ磨きをして完成です。
ご紹介できないほど、まだまだ沢山の工程があるのですが
わかりやすいものだけピックアップしてみました。
また、今回はご納品の際に「メッセージを」とご希望いただいておりましたが、
たまたま不在でお会いすることができませんでしたのでこの場をお借りしてお伝えします。
K様、H様
ご結婚おめでとうございます。
お二人の一生の記念となる指輪作りに、当店をお選びいただいて光栄でした。
クラフトマンと力を合わせて、どんなブランドにも負けない指輪作りに取り組みました。
完成した指輪は、お二人の朗らかで優しい雰囲気にぴったりのものになったと思います。
H様の指に最も映えた「桜ゴールド」を鍛えて造り、
まるで肌の一部のように使っていただける指輪です。
お二人がいつも一緒にいることが自然なことであるように、
この指輪を付けていることが「自然なこと」になるよう願って制作いたしました。
指輪作りは終わりましたが、これから指輪のメンテナンスの度に
幸せが増したお目に描かれることを楽しみにしております。
お二人の末永いお幸せをお祈りして。
ありがとうございました。
アトリエフィロンドール
渭原賢明
2011年11月25日
指輪の写真撮影
今日は来年の広告に向けて、
市内のスタジオにて指輪の写真撮影をしています。
指輪はただでさえ小さいのに、
光沢があっていろいろなものが映り込むわ、
プラチナが色を吸ってしまうわでかなり大変な被写体です。
ダイヤなんかは光の反射のカタマリなので
ピントがすごく合わせにくい...。
それでもカメラマンさんは文句も言わず、
頑張って撮影してくれました。
さて、シャッターを切るぞ...
と思うと「カタッ」と倒れたりして。
来月発売の紙面から新しい写真になります。
んー、楽しみだー。
市内のスタジオにて指輪の写真撮影をしています。
指輪はただでさえ小さいのに、
光沢があっていろいろなものが映り込むわ、
プラチナが色を吸ってしまうわでかなり大変な被写体です。
ダイヤなんかは光の反射のカタマリなので
ピントがすごく合わせにくい...。
それでもカメラマンさんは文句も言わず、
頑張って撮影してくれました。
さて、シャッターを切るぞ...
と思うと「カタッ」と倒れたりして。
来月発売の紙面から新しい写真になります。
んー、楽しみだー。
2011年11月17日
店長誕生会!
今日はフィロンドール店長の誕生日!
ちょっと早いですが、当店連休前のおととい、
皆で誕生会を開催しました。
おめでとーう!
チームワークが躍進のヒケツ。
また来年、もっと素晴らしい誕生会を開催できるように願って。
3時まで頑張ってしまいました...。
ちょっと早いですが、当店連休前のおととい、
皆で誕生会を開催しました。
おめでとーう!
チームワークが躍進のヒケツ。
また来年、もっと素晴らしい誕生会を開催できるように願って。
3時まで頑張ってしまいました...。
2011年11月11日
北海道にてMIORING取扱スタートです
2011年11月10日より、北海道にて
当店のブランド「MIORING(ミオリング)」の取扱がスタートしました。
Gracisブライダル館円山店にて取扱い開始。
北海道に6店舗を展開する、老舗ジュエラー様での取扱いです。
MIORINGの2011年の新店舗は滞りなくスタートしました。
14都道府県、16店舗での展開です。
多くのお客様に届けられるようになりましたが、
一つ一つの指輪作りに一層真剣に取り組んでいかなければなりません。
全国で活躍するジュエラー様と接する中で
学べることはかけがえのないものばかり。
お客様に支持されるお店には、やっぱり理由があります。
2012年もさらに喜びと感動を届けられるように頑張ります。
GRACIS BRIDAL館 円山店
〒064-0820 札幌市大通西24丁目2番18号Parenteビル 1F
TEL:011-642-0800
当店のブランド「MIORING(ミオリング)」の取扱がスタートしました。
Gracisブライダル館円山店にて取扱い開始。
北海道に6店舗を展開する、老舗ジュエラー様での取扱いです。
MIORINGの2011年の新店舗は滞りなくスタートしました。
14都道府県、16店舗での展開です。
多くのお客様に届けられるようになりましたが、
一つ一つの指輪作りに一層真剣に取り組んでいかなければなりません。
全国で活躍するジュエラー様と接する中で
学べることはかけがえのないものばかり。
お客様に支持されるお店には、やっぱり理由があります。
2012年もさらに喜びと感動を届けられるように頑張ります。
GRACIS BRIDAL館 円山店
〒064-0820 札幌市大通西24丁目2番18号Parenteビル 1F
TEL:011-642-0800
2011年11月08日
インフルエンザ予防接種
これから年末・クリスマスに向けて
婚約指輪、結婚指輪のお客様が一段と増える時期になります。
サプライズでのプレゼントのために
一人でご来店される男性のお客様も増加中。
ということで、
今年もインフルエンザの予防接種をしてきました。
この時期は毎年スタッフ皆で受診。
元気だからこそ、いい指輪が作れるというものです。
婚約指輪、結婚指輪のお客様が一段と増える時期になります。
サプライズでのプレゼントのために
一人でご来店される男性のお客様も増加中。
ということで、
今年もインフルエンザの予防接種をしてきました。
この時期は毎年スタッフ皆で受診。
元気だからこそ、いい指輪が作れるというものです。
2011年11月04日
晩秋は浜名湖のハゼ唐揚げで
昨日の定休日は、実家近くの浜名湖で釣り。
早朝から表浜名湖に出掛けたけど収穫はなく、
旬のハゼに切り替えました。
水が澄んでいて、見える見える。
やっぱり見ながらの釣りは楽しいですねー!
ハゼ君たちは唐揚げに。
カリカリの衣と、ホクホクの白身が絶妙です。
晩秋の休日を満喫できました!
早朝から表浜名湖に出掛けたけど収穫はなく、
旬のハゼに切り替えました。
水が澄んでいて、見える見える。
やっぱり見ながらの釣りは楽しいですねー!
ハゼ君たちは唐揚げに。
カリカリの衣と、ホクホクの白身が絶妙です。
晩秋の休日を満喫できました!
2011年11月02日
薔薇の花束チョコ
お取引先のジュエリー店様から、
薔薇の花束のような素敵なチョコレートをいただいてしまいました。
銀座の高級チョコレートでございます。
優雅な気分になります...
が、当店の争奪戦は優雅ではありません。
ハイセンスな良いものをありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。
薔薇の花束のような素敵なチョコレートをいただいてしまいました。
銀座の高級チョコレートでございます。
優雅な気分になります...
が、当店の争奪戦は優雅ではありません。
ハイセンスな良いものをありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。