フィレンツェ名物の焼き栗!
ちょうど去年の今頃…。
フィレンツェで公園を散歩していると発見。
あ…あれはクリじゃねえか!
これがトスカーナ名物のマローネ(栗)かっ!
この季節、イタリアでは街角に焼き栗売りが出始めます。
でも、留学中の身なのでまだガマン中。
だれも取らないのか…イタリアなのに、おかしい。
と思いつつ、周囲をうかがいながらゲット。
しゃーーーーーっ!
…?
イガの中に一個ずつしか入っていない。
(まだツっ込まないでね。)
イタリアのクリは違うんだなぁ…。
まあいいや、これで今夜は本場の焼き栗だ!!
と思いつつ、ニヤニヤしながら胸をふくらませ帰宅。
イタリアではスーパーなどに栗焼き専用のフライパンが売っているのです。
幸い自宅にも、以前の居住者のそれが。
丹精込めて、クリを焼いてみました。
ジャーン!
ああ、ニヤニヤが止まらない。
ほっくり焼けて、美味しそう!
いやいや皆さん、すいませんねぇ。
いただきま~す!
…。
………………。
ゲフっ!
渋いーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!
渋い渋い渋い!!
渋いじゃねぇか、この野郎!
今まで感じたことのない渋さが津波のようにやってきます。
舌の感覚が軽く麻痺。
あわてて同居人に聞いてみると、どうやらこれは「マロニエ」。
クリじゃないそうです。
くそっ!やっぱり変だと思ったぜ!(急変)
イガもグロテスクだし!(笑)
誰もとってなかったし!
あんなに宝物のようだったコレも、突然生ゴミに見えてくるのです。(失礼)
ということで、残念ですがサヨナラいたしました。
よくよく調べてみると、これは渋柿みたいなもので、和名はトチの実。
砂糖漬けにして渋を抜いたものが本来の「マロングラッセ」だそうです。
翌日、学校でイタリア人に爆笑されたのは言うまでもありません。
なんでもやたらと食ったらいけませんね…(笑)
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